─┼─────────────────────────────┼─ リビングのロングソファで一人の少女が座っている。俺はその後ろ髪 を見ただけで誰かは一目で判別できたが、改めて正面に回りこみ その姿を確認した。 それほど幅があるわけでもないソファの座席部分に、踵を体にひきつけ 膝を深く折り曲げ、見るからに窮屈そうな体勢で転寝をしている彼女は 右代官朱志香。俺から見れば従兄妹にあたる女の子だ。 昔はよく一緒に遊んだ間柄だが、まさかあの朱志香がこんな色っぽい ナイスバディのむちむち○校生に育つとは思いもしなかったな。 「おい、朱志香。こんなとこで寝てると風邪引くぞ」 おれは彼女の肩を揺すり起こそうと声をかけたが朱志香は少し唸った だけで一向に起きようとしない。 「持病のこともあるし……このまま放っとくわけにもいかないな」 [コマンド?] |> [無理やりでも起こすか] |> [悪戯してやれ] ─┼─────────────────────────────┼─ |